「人気ブログランキング」応援しておくんなまし
「赤のボルボォ、左によってェ止まりなさ〜い。」
「え?どこどこ?パトカー?私、何したって言うの?」
「はいはい。火の車さん、ご苦労さん。チンタラ走ってんじゃねえよ。」
「え、何よ今の?パトカーじゃないの?ひっど〜い。」
「涼子さん、またスピーカーでしゃべってるし。
そのうち、ひどい目に遭いますよ。とばっちりは嫌ですからね。」
「あ、こら。外すな、バカ。楽しみが減る。」
「ダメですって。相手が誰か分かんないんだからァ。」
「美唄のあとは、芦別だっけ?」
「涼子さんの運転じゃ、夕方までに十分ですよ。飛ばし過ぎだァ。
スピード、落とさなきゃ速度超過、捕られたら大変っすよ。」
「そのために浩介がいるんだろ?見つけたら言えよな。」
「見つけても、そのスピードじゃ遅いっすよ。」
「…やァると〜思えばァ、どこまァでェやるさ〜。
そォれが〜男のォ、魂じゃァないかァ♪」
「まただ。ちっとも気にしてねえんだから、まったく。」
「あ、カンカンだ。浩介、しっかり捕まってろ。いくぞォ。」
「こらァ、静かに乗らんかァ。計測できんじゃないかァ。」
「ダメです。計測不能です。」
「バカものがァ。荷は何だァ。過積載じゃないのか?」
「荷は、ニシンだよ。サーモスタットの具合が悪いから
ここで後ろ開いて腐ったら、道警に請求するぞォ。
おまえらの給料なんぞ、すっ飛ぶからなァ。」
「もういい。早く行け。バカものォ。」
「今日も、お酒が飲めるのはァ、おまわっりさんのおかげっです〜♪
おっまわりさァんよ、あっりがっとォ〜♪」
「涼子さん、なぜ過積載、バレなかったんすか?」
「カンカンと言ってさ、古い重量計測器は乱暴に乗ったら壊れるんだよ。」
…それで、涼子さんは今でもトラックに乗っていらっしゃるの?
…さァな。その少し後で案の定、速度超過と過積載で捕まって累積取り消しに
なってしまったんだ。仕方なく、トラックを降りて飲み屋で働いてたよ。
俺がトラックの助手を辞めたのも、そんなことがあったからなんだ。
…姐御肌の方なのね。今頃、どうしてるのかしら。
…美人で優しいんだけど、男みたいにサッパリしててさァ、歌がうまくって
仲間内からは「母ちゃん」て呼ばれてたよ。もう結婚してるかもね。
ホントは採石場の、60tダンプに乗りたかったんだってさ。
「人気ブログランキング」応援しておくんなましあとがき
1970年に大阪で、万国博覧会が開催されました。
千里丘陵と呼ばれる約1,200haの開発は、述べ台数にして
凄まじい数のダンプトラックを動員しました。
当時の運転手に聞いた話ですが、その頃はまだ公然と使用されていたヒロポンを、
回し打ちしながら昼夜を問わず、運転したそうです。
仕事があるうちに、という発想でしょうが日本中のあちこちが
建設景気に沸いた時代でもありました。
「ポン友」の語源らしいのですが真相や、如何に。
最後まで、お読みいただきありがとうございました


少なくなりましたねぇ〜
私達が若い頃って、
誰でも彼でも無茶してた気がします。
今の方が取り締まりが厳しいのかな?