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No.00076

ブランドは、重要に感じる。
ドイツ・グラモフォン社の黄色いレーベルが、脳裏に焼きついている。
何となく、このレーベルがないとクラシックアルバムではない、ような。
平氏にあらずんば人にあらず、なのか。
市場占有率など、知らない。
だいたい欲しいLP、すべて買っていたら家が建つ。
いつ頃からか、固執している自分。
購入時の判断は、黄色の中で行われた。
カラヤンは、グラモフォンでの録音が多かったように思う。
仲間内にカラベルと、呼ぶ者がいた。
カラヤン&ベルリン・フィルのカップリングだ。
イエローマジックのせいか、自分にカラヤン&ベルリン・フィルの所蔵が多い。
今年はカラヤン生誕100年として、多くのイベントがあるのだろう。
画像のLPは、カラヤン75歳を祝福して作成されたものである。
アルバムにはファン垂涎の豪華写真集が、重量のほとんどを占める。
自分にミーハーな要素がないせいか、冷めた性格なのか、熱烈なファンではない。
しかし、この肖像はどうだ。
ギリシャ系の深い彫り、おっとこまえである。
このイケメン75歳がマルティーニ・ポルシェ、ヤマハのバイクを駆る。
のみならず、小型ジェット機まで操縦するのだ。
25年前だから記憶に正確さは望めないが、たぶん衝動買いだろう。
記念アルバムの「くるみ割り人形」を帰宅後、すぐに聞いたような気がする。
想像しなくていい。50歳以上、年上同性の写真集を見ながら、
「こんぺい糖の踊り」に合わせて、首を動かしている姿なんて。
25年前はイケメンだったんだぞ。誰も知らないから、言いたい放題。
ステレオ装置の普及やSPからLPへと変遷する時代に、彼の活躍が重なった。
第3番の「英雄」でトロンボーンを増やしたり、彼の解釈は未熟者にも嬉しい。
ベートーベンの解釈、第6番「田園」以外はときめいたものである。
長年、ベルリン・フィルの理解者として、彼の媒体活動は評価に値する。
確執からベルリン・フィルを退いた3ヶ月後に、偉大なる人生が幕を引く。
想像するだけで涙が止まらない。彼の寂しさ、想像に余りある。
あらゆる乗り物のようには、操縦できなかったようだ。
ドイツで、コンサートホール存亡の危機を聞いた。
現代人がクラシックを聞かないらしい。
小唄、端唄、常磐津に都々逸。日本人のあなた、何か歌えます?
LPレコードさえ過去の遺物。それでも捨てられるもんか。
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