業務部管理課
2008年07月27日
何のために頑張る
No.00184

「おまえ、どうしても天理高校に行きたいんか?」
母さん、ボクには野球しかないような気がするんや。
「アホ!その年で自分の可能性、何が分かるんや。母さんは、野球を
言うてるんやない。どうしても、天理やないとアカンのんか?」
うん、天理でショート、守りたいんや。どうしても天理で甲子園、行く!
「確かに、こんな県は珍しい。せやけど智弁に負けたらどうするんや?」
絶対に負けへん。智弁には、負けられへんのや。天理で行くんや。
「天理、行ったらどないな生活が待っとるか、分かっとんねやな?」
「正敏が天理に拘る気持ちは、分かる。お金かて、何とかしたる。
ホンマに耐えられるなら、行ったらええ。墓参り以外は帰ってくるな。」
母さん、ありがとう。ホンマにありがとう。ボク、絶対に頑張るわ。
ほな、これ今日、先生に提出するわ。母さん、行ってきます。
「あんたァ、やっぱりアンタの子やわ。天理やないとアカンらしいわ。
それもショートやないと、アカンねんて。そこまで真似せんでええのに。
天理でも智弁でも、寮に入って練習漬けや。勉強かて、後回しになる。
正敏は、あんたと違ごて勉強ができる子や。両立なんて無理や。」
「あの子は周りが見えんなる子やから、野球しか見えんやろ。
それが怖いんや。でも、あんたの後を歩いとるわ。しゃあないなァ。
あんたがの残してくれた生命保険、遣わしてもらうかも知れへんで。
あんたも守ったってや。甲子園、行かせてやってや。頼んだで。」
「あかん!みっちゃん、火傷するがな。みっちゃん、大丈夫か?」
「あ、ごめん、ごめん。つい、ウトウトしてしもた。ごめん、ごめん。」
「みっちゃん、大丈夫か?聞いてるで。正ちゃんの学費、稼ぐために
掛け持ちしとんねやて?無茶やで、そんな。身体、持たへんがな。」
「なァ、みっちゃん。長い付き合いやから、あんたのことはよう分かる。
正ちゃんが天理高校の野球部で、お金がようさん要ることも分かる。
和敏さんが胃がんで倒れた時の、生命保険にまだ手を付けてないねやろ。
あんた、まだまだ綺麗やし再婚の話も断ってまで、何で頑張るんや?」
一方的な試合だった。相手に打たれた2本の本塁打、試合前に誰が
予測できたであろう。ナインのみならず、誰しも決勝で出会うはずの
智弁学園しか、眼中になかった。彼らは自分たちと同じく、1月1日しか
練習を休んでいない。白球に捧げた3年間だった。
あ、母さん。ごめん。2回戦で負けてもうた。まさかの敗退や。
ボクの3年間は、何やったんやろ。父さんの後ろを歩けんかった。
ホントにごめん。明日、帰ったら、墓参りに行って父さんに謝るわ。
「そうか、しゃあないな。気ィ付けてかえ…」「みっちゃん、みっちゃん!」
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あとがき
がむしゃらに生きた時がありました。
自問自答を繰り返します。私は、何のために頑張っているのだろう、と。
今、同様の自問自答を繰り返しております。
最後まで、お読みいただきありがとうございました

「おまえ、どうしても天理高校に行きたいんか?」
母さん、ボクには野球しかないような気がするんや。
「アホ!その年で自分の可能性、何が分かるんや。母さんは、野球を
言うてるんやない。どうしても、天理やないとアカンのんか?」
うん、天理でショート、守りたいんや。どうしても天理で甲子園、行く!
「確かに、こんな県は珍しい。せやけど智弁に負けたらどうするんや?」
絶対に負けへん。智弁には、負けられへんのや。天理で行くんや。
「天理、行ったらどないな生活が待っとるか、分かっとんねやな?」
「正敏が天理に拘る気持ちは、分かる。お金かて、何とかしたる。
ホンマに耐えられるなら、行ったらええ。墓参り以外は帰ってくるな。」
母さん、ありがとう。ホンマにありがとう。ボク、絶対に頑張るわ。
ほな、これ今日、先生に提出するわ。母さん、行ってきます。
「あんたァ、やっぱりアンタの子やわ。天理やないとアカンらしいわ。
それもショートやないと、アカンねんて。そこまで真似せんでええのに。
天理でも智弁でも、寮に入って練習漬けや。勉強かて、後回しになる。
正敏は、あんたと違ごて勉強ができる子や。両立なんて無理や。」
「あの子は周りが見えんなる子やから、野球しか見えんやろ。
それが怖いんや。でも、あんたの後を歩いとるわ。しゃあないなァ。
あんたがの残してくれた生命保険、遣わしてもらうかも知れへんで。
あんたも守ったってや。甲子園、行かせてやってや。頼んだで。」
「あかん!みっちゃん、火傷するがな。みっちゃん、大丈夫か?」
「あ、ごめん、ごめん。つい、ウトウトしてしもた。ごめん、ごめん。」
「みっちゃん、大丈夫か?聞いてるで。正ちゃんの学費、稼ぐために
掛け持ちしとんねやて?無茶やで、そんな。身体、持たへんがな。」
「なァ、みっちゃん。長い付き合いやから、あんたのことはよう分かる。
正ちゃんが天理高校の野球部で、お金がようさん要ることも分かる。
和敏さんが胃がんで倒れた時の、生命保険にまだ手を付けてないねやろ。
あんた、まだまだ綺麗やし再婚の話も断ってまで、何で頑張るんや?」
一方的な試合だった。相手に打たれた2本の本塁打、試合前に誰が
予測できたであろう。ナインのみならず、誰しも決勝で出会うはずの
智弁学園しか、眼中になかった。彼らは自分たちと同じく、1月1日しか
練習を休んでいない。白球に捧げた3年間だった。
あ、母さん。ごめん。2回戦で負けてもうた。まさかの敗退や。
ボクの3年間は、何やったんやろ。父さんの後ろを歩けんかった。
ホントにごめん。明日、帰ったら、墓参りに行って父さんに謝るわ。
「そうか、しゃあないな。気ィ付けてかえ…」「みっちゃん、みっちゃん!」
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がむしゃらに生きた時がありました。
自問自答を繰り返します。私は、何のために頑張っているのだろう、と。
今、同様の自問自答を繰り返しております。
最後まで、お読みいただきありがとうございました
2008年05月05日
ぜんまい
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No.00101

ほんの数年前まで携帯電話を持つ人種は、新し物好きのように言われた。
「ああいう人は、真剣にくどいた美人の奥さんがいながら、若くて綺麗な
女性に飛び付くのよ。あんな物、なくても死にはしないんだから。」
自分の言葉ではなく、実際に耳にした言葉である。
ところがどうだ。今じゃ眼鏡をずらし高齢者が孫に、携帯電話でメールを打つ。
「もう、おばあちゃんにさせるんだからァ」などと、甘えたお声も若かりし。
パソコンを利用したコミュニティでは、年金受給者も少なくない。
高度なテクニック、自分のようなアナログ人間より、はるか詳しかったりする。
科学の進歩で、いろんな物が人工的に作られるようになった。
開発経費と流通性を考えれば、とてつもなく高額な物もある。
例えば、人間を人工的に作れば金額、天文学的な数値になりそうだ。
もちろん構造的な分野に、論点は留まる。感情はオプションでありまして。
なぜオプションか、と言うと自分のような簡単な脳味噌構造もあれば、
あなたのように、複雑な構造もございますでしょ?
それに感情が加われば、価格は跳ね上がる。
脳味噌は簡単構造の自分も、どうやら感情は複雑、極まりないらしい。
数十年前まで、特権階級以外に満腹など我が国の歴史で、ありえなかった。
それが今じゃ、食べるだけ食べさせて一儲け、ダイエットさせて一儲け。
ご飯を食べて太るなら、いっそゼンマイ仕掛けにしたらどうか。
言っとくが自分が少し太り気味なのは、ストレスなんだからね。あっ笑ったな。
ゼンマイ仕掛けだ、と食べ過ぎることがない。食事の習慣は、過去の遺物である。
自分のように、ストレスで太ることもない。体型は固定されるのだ。
よく考えてみたら画期的なアイデアである。実現化に向けて、綿密な立案だ。
早速、特許庁に申請だ。こんなもの、書いている場合じゃないぞ。
まず消化器は不要になる。設置スペースは十分だ。長い小腸が、流用される。
ヘソの部分に差し込んで、ゼンマイを巻けばよろしい。医学的な知識も必要だ。
高名なケーシー高峰教授に相談してみよう、と思う。法対策も忘れてはならぬ。
自分の画期的な発明で、人類の歴史が変わるのだ。こ、これは壮大な邁進なのだ。
おそらく報酬も100億は下るまい。リンゴ箱のダイニングテーブルともお別れだ。
半分くらいは寄付することにしよう。紙包みに「タイガーマスク」と書けばいい。
朝まで設計していたら肩が凝った。近くの山に散歩して来よう。ぜんまいの季節だ。
あれ、待てよ。自分のような独居中年は誰が、ゼンマイを巻いてくれるんだ?
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皆様の温かさによりブログを始めて僅か3ヶ月で、ここまで来れたことを感謝します
本日も、どうか1クリックをお願いします 最後まで、お読みいただきありがとうございました
2008年03月03日
何のために頑張る
No.00184

「おまえ、どうしても天理高校に行きたいんか?」
母さん、ボクには野球しかないような気がするんや。
「アホ!その年で自分の可能性、何が分かるんや。母さんは、野球を
言うてるんやない。どうしても、天理やないとアカンのんか?」
うん、天理でショート、守りたいんや。どうしても天理で甲子園、行く!
「確かに、こんな県は珍しい。せやけど智弁に負けたらどうするんや?」
絶対に負けへん。智弁には、負けられへんのや。天理で行くんや。
「天理、行ったらどないな生活が待っとるか、分かっとんねやな?」
「正敏が天理に拘る気持ちは、分かる。お金かて、何とかしたる。
ホンマに耐えられるなら、行ったらええ。墓参り以外は帰ってくるな。」
母さん、ありがとう。ホンマにありがとう。ボク、絶対に頑張るわ。
ほな、これ今日、先生に提出するわ。母さん、行ってきます。
「あんたァ、やっぱりアンタの子やわ。天理やないとアカンらしいわ。
それもショートやないと、アカンねんて。そこまで真似せんでええのに。
天理でも智弁でも、寮に入って練習漬けや。勉強かて、後回しになる。
正敏は、あんたと違ごて勉強ができる子や。両立なんて無理や。」
「あの子は周りが見えんなる子やから、野球しか見えんやろ。
それが怖いんや。でも、あんたの後を歩いとるわ。しゃあないなァ。
あんたがの残してくれた生命保険、遣わしてもらうかも知れへんで。
あんたも守ったってや。甲子園、行かせてやってや。頼んだで。」
「あかん!みっちゃん、火傷するがな。みっちゃん、大丈夫か?」
「あ、ごめん、ごめん。つい、ウトウトしてしもた。ごめん、ごめん。」
「みっちゃん、大丈夫か?聞いてるで。正ちゃんの学費、稼ぐために
掛け持ちしとんねやて?無茶やで、そんな。身体、持たへんがな。」
「なァ、みっちゃん。長い付き合いやから、あんたのことはよう分かる。
正ちゃんが天理高校の野球部で、お金がようさん要ることも分かる。
和敏さんが胃がんで倒れた時の、生命保険にまだ手を付けてないねやろ。
あんた、まだまだ綺麗やし再婚の話も断ってまで、何で頑張るんや?」
一方的な試合だった。相手に打たれた2本の本塁打、試合前に誰が
予測できたであろう。ナインのみならず、誰しも決勝で出会うはずの
智弁学園しか、眼中になかった。彼らは自分たちと同じく、1月1日しか
練習を休んでいない。白球に捧げた3年間だった。
あ、母さん。ごめん。2回戦で負けてもうた。まさかの敗退や。
ボクの3年間は、何やったんやろ。父さんの後ろを歩けんかった。
ホントにごめん。明日、帰ったら、墓参りに行って父さんに謝るわ。
「そうか、しゃあないな。気ィ付けてかえ…」「みっちゃん、みっちゃん!」
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あとがき
白球を追う姿の裏側には、貴重な汗があります。
そして評価してあげたい涙があります。
その影に、どれだけの頑張りがあるのでしょう。
がむしゃらに生きた時がありました。
自問自答を繰り返します。私は、何のために頑張っているのだろう、と。
今、同様の自問自答を繰り返しております。
最後まで、お読みいただきありがとうございました

「おまえ、どうしても天理高校に行きたいんか?」
母さん、ボクには野球しかないような気がするんや。
「アホ!その年で自分の可能性、何が分かるんや。母さんは、野球を
言うてるんやない。どうしても、天理やないとアカンのんか?」
うん、天理でショート、守りたいんや。どうしても天理で甲子園、行く!
「確かに、こんな県は珍しい。せやけど智弁に負けたらどうするんや?」
絶対に負けへん。智弁には、負けられへんのや。天理で行くんや。
「天理、行ったらどないな生活が待っとるか、分かっとんねやな?」
「正敏が天理に拘る気持ちは、分かる。お金かて、何とかしたる。
ホンマに耐えられるなら、行ったらええ。墓参り以外は帰ってくるな。」
母さん、ありがとう。ホンマにありがとう。ボク、絶対に頑張るわ。
ほな、これ今日、先生に提出するわ。母さん、行ってきます。
「あんたァ、やっぱりアンタの子やわ。天理やないとアカンらしいわ。
それもショートやないと、アカンねんて。そこまで真似せんでええのに。
天理でも智弁でも、寮に入って練習漬けや。勉強かて、後回しになる。
正敏は、あんたと違ごて勉強ができる子や。両立なんて無理や。」
「あの子は周りが見えんなる子やから、野球しか見えんやろ。
それが怖いんや。でも、あんたの後を歩いとるわ。しゃあないなァ。
あんたがの残してくれた生命保険、遣わしてもらうかも知れへんで。
あんたも守ったってや。甲子園、行かせてやってや。頼んだで。」
「あかん!みっちゃん、火傷するがな。みっちゃん、大丈夫か?」
「あ、ごめん、ごめん。つい、ウトウトしてしもた。ごめん、ごめん。」
「みっちゃん、大丈夫か?聞いてるで。正ちゃんの学費、稼ぐために
掛け持ちしとんねやて?無茶やで、そんな。身体、持たへんがな。」
「なァ、みっちゃん。長い付き合いやから、あんたのことはよう分かる。
正ちゃんが天理高校の野球部で、お金がようさん要ることも分かる。
和敏さんが胃がんで倒れた時の、生命保険にまだ手を付けてないねやろ。
あんた、まだまだ綺麗やし再婚の話も断ってまで、何で頑張るんや?」
一方的な試合だった。相手に打たれた2本の本塁打、試合前に誰が
予測できたであろう。ナインのみならず、誰しも決勝で出会うはずの
智弁学園しか、眼中になかった。彼らは自分たちと同じく、1月1日しか
練習を休んでいない。白球に捧げた3年間だった。
あ、母さん。ごめん。2回戦で負けてもうた。まさかの敗退や。
ボクの3年間は、何やったんやろ。父さんの後ろを歩けんかった。
ホントにごめん。明日、帰ったら、墓参りに行って父さんに謝るわ。
「そうか、しゃあないな。気ィ付けてかえ…」「みっちゃん、みっちゃん!」
「人気ブログランキング」人文・エッセイ部門に参加しておりますあとがき
白球を追う姿の裏側には、貴重な汗があります。
そして評価してあげたい涙があります。
その影に、どれだけの頑張りがあるのでしょう。
がむしゃらに生きた時がありました。
自問自答を繰り返します。私は、何のために頑張っているのだろう、と。
今、同様の自問自答を繰り返しております。
最後まで、お読みいただきありがとうございました




